安くて楽しい クルマ好きも納得? スポーティな格安中古車、不人気車ねらい目

公開 : 2019.06.11 19:10  更新 : 2021.10.22 10:18

運転を楽しめて、なおかつ中古車価格の安い車種を探してみました。高値で売れる車種は話題になりますが、今回は、地味であまり取り上げられないモデルにスポットを当てます。

text:Yoichiro Watanabe(渡辺陽一郎)

もくじ

安さ重視 不人気車か大量流通車がねらい目
運転が楽しい 低価格中古車の真打ち
30万円が上限 楽しいクルマを探せる?
自己責任で選ぶ!? 格安輸入車をチェック

安さ重視 不人気車か大量流通車がねらい目

新車の価格は全車共通だが、中古車は個々の車両によって金額が異なる。人気の車種やボディカラーは価格も高く、不人気車は販売しにくいから安くなる。

従って年式や走行距離の割に、価格の安い中古車を買いたいなら、不人気な条件の多い車両を選べば良い。

別の要素として、中古車市場の流通台数も影響する。多くのユーザーが欲しがる人気車でも、それ以上に流通台数が多ければ、供給が需要を上まわって価格を下げる。

逆に新車の販売台数が少ない個性的な車種でも、中古車の流通量が限られ、価格を高めることもある。

例えば中古車販売店によると「トヨタランドクルーザーは、新車の販売台数が多いとはいえません。それなのに海外で人気が高く、中古車輸出も活発です。その結果、中古車の流通台数が需要に追い付かず、価格を押し上げています」という。

また「これに伴い、ランドクルーザーはお客様が売却する時の金額も高いです。3年後の売却額が、新車価格の60%以上に達することもあります」という。こういうクルマは、中古車を安く買いたいユーザーには不向きだ。

そこで運転を楽しめて、なおかつ中古車価格の安い車種を探してみたい。ランドクルーザーのような高値で売れる車種は話題になるが、逆のパターンは地味で、あまり取り上げられないのが実情だ。

記事に関わった人々

  • 渡辺陽一郎

    Yoichiro Watanabe

    1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。買い得グレードを見極める執筆も多く、吉野屋などに入った時も、どのセットメニューが割安か、無意識に計算してしまう。

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