安くて楽しい クルマ好きも納得? スポーティな格安中古車、不人気車ねらい目

公開 : 2019.06.11 19:10  更新 : 2021.10.22 10:18

30万円が上限 楽しいクルマを探せる?

ダイハツ7代目ミラ(2012年式/30万円以下)

ここでは中古車価格に30万円という上限価格を設定して、なるべく優れた中古車を探したい。究極的な格安中古車を考える。

2006年に発売された7代目ダイハツ・ミラは、2011年に初代ミラ・イースが発売された後も、5速MTを設定して販売を続けた。

ミラ・イースにMTがないためだが、ミラの運転感覚は抜群に優れている。操舵感と安定性を含めた車両の動きが素直で、走行安定性と乗り心地のバランスも良い。背景には設計上の狙いもあったが、一種の偶然も重なり、走りのレベルをさらに高めたようだ。

エンジンはあまり燃費を重視していないが、実用回転域の駆動力が高い。7年落ちのXやTXが30万円以下で販売され、隠れた逸品となっている。

スズキアルト・バン(2013年式/30万円以下)

30万円以下の中古車で面白いのが、先代スズキ・アルトのバンだ。6年落ちで、走行距離が1万kmに満たない車両を30万円以下で買える。5速MTも用意され、手を加えると楽しく遊べるクルマになりそうだ。

先代ミラ・イースXも、6年落ちで1万km以下の車両が同程度の価格になる。

マツダデミオ(2012年式/30万円以下)

先代マツダ・デミオは、中古車の流通台数が多く、新車時に大幅値引きで売られたこともあって中古車価格が安い。

走行距離が1〜2万kmの車両なら、30万円以下で販売されている。この時代のマツダ車は、全般的に売却額が安く、中古車も低価格だ。安さの王様といえるだろう。

記事に関わった人々

  • 渡辺陽一郎

    Yoichiro Watanabe

    1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。買い得グレードを見極める執筆も多く、吉野屋などに入った時も、どのセットメニューが割安か、無意識に計算してしまう。

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