復活デ・トマソ 新型車の写真 カモフラージュで覆われた姿を公開

公開 : 2019.06.14 06:10

中国資本の元、復活準備を整えてきたデ・トマソ。新型車が、7月に発表されることになりました。予告写真は、かつてのパンテーラを彷彿させます。

グンペルト・アポロとの関係

2003年に創業者が亡くなってから活動を停止しているイタリアのデ・トマソが、ついに復活する見込みだ。

デ・トマソの新たなオーナーは、ブランドの60周年を記念し、7月に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでまったく新しいモデルを公開するという。

これに先立ち、カモフラージュで隠されたプロトタイプの写真がSNSに投稿された。それを見ると、かつてのパンテーラとよく似ていることがわかる。1971年から1993年まで生産されたパンテーラは、フォード製V8エンジンをミドシッするスポーツカーだった。車高が低く、ウェッジシェイプの直線的なボディラインが共通する。

プロジェクトPというコードネームで呼ばれていることからも、新生デ・トマソがパンテーラの名前をもう一度使おうとしていることがうかがえるものの、現時点ではまだ裏付けは取れていない。

デ・トマソの復活は、香港を拠点とするアイデアル・チーム・ベンチャーという会社の主導によるものだ。同社は倒産したグンペルトをアポロとして復活させた実績もある。

アイデアル・チーム・ベンチャーは、デ・トマソの商標権を2014年に105万ユーロ(約1.3億円)で買収。プロジェクトPの開発にはアポロのエンジニアが関わっていると言われているが、その他にもまだ名前が明かされていない「世界有数のテクニカル・パートナー」が協力しているという。

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