ガソリン最強グレードに試乗 プジョー508 SW アダプティブ・ダンパー標準装備
公開 : 2019.06.17 10:10
新しいプジョー508のラインナップの中で最も強力なガソリンエンジン・モデルに試乗しました。SWにはアダプティブ・サスペンションが標準装備となり、乗り心地は向上。しかし、欧州の環境ではディーゼルエンジンの方が訴求力では上となりそうです。
もくじ
どんなクルマ?
ー SWにはアダプティブ・ダンパーが標準装備
どんな感じ?
ー 使い勝手のいいラゲッジスペース・デザイン
ー エンジンのフィーリングはいいが、ATはいまひとつ
ー プレミアム・ブランド勢に迫る価格
「買い」か?
ー 欧州で選ぶならディーゼルエンジン
スペック
ー プジョー508 SWピュアテック225 GTのスペック
どんなクルマ?
SWにはアダプティブ・ダンパーが標準装備
新しいプジョーを象徴する、おしゃれなデザインが特徴のプジョー508だが、その中でもより賢い選択といえそうなのがステーションワゴン・ボディのSW。大きなラゲッジスペースを与えるために、ファストバックの508の特徴といえるリア周りのデザインも変更されている。デザインが良くなったと感じるひとと、悪くなったと感じるひとと、意見は分かれそうだ。
ワゴンボディ化に合わせて全長は40mm伸ばされ、ルーフラインは17mm高くなっている。その結果、ファストバックのラゲッジスペースは容量が487ℓなのに対し、530ℓにまで増えている。分割可倒式のリアシートをすべて倒せば、1780ℓにまで広がる。
今回試乗車として選んだのは、ガソリンエンジンのラインナップの中でもトップスペックとなるGTグレード。組み合わされるのは8速ATのみとなる。224psの最高出力を提供してくれるのは、1.6ℓ4気筒ターボ。プジョーによれば、英国の場合はディーゼルエンジンの方が高い支持を得ると予想しており、ガソリンエンジンの508を目にする機械は少ないだろう。
足元は19インチのホイールが飾っているが、前回試乗した1.5ℓディーゼルエンジンを搭載したGTグレードと同じもの。ステーションワゴン・ボディのSWの場合、アダプティブ・ダンパーが標準装備となる。またGTグレードを選ぶと、レザーインテリアや電動パワーシート、フォーカル社製のプレミアム・サウンドシステム、レーンキープアシスト機能付きのアダプティブ・クルーズコントロールなどが標準で付いてくる。
それではガソリンエンジンとしては508最強の走りを確かめてみよう。