ロードテスト トヨタ・カローラ ★★★★★★★★☆☆
公開 : 2019.06.22 09:50 更新 : 2021.01.28 16:58
購入と維持 ★★★★★★★★★☆
もはやカローラは、このクラスでもっとも廉価な選択肢ではなくなった。トヨタはその分野で経験を重ねて、今の世の中ではデザインと装備、そして価格が揃ってこそのコストパフォーマンスだということを学んだのである。
それが正しいことは、残価予想が物語っている。また、ハイブリッドによる税金の優遇措置も見逃せない。競合するフォード・フォーカス2.0エコブルー150エステートと比べても、税額の優位性が見られる。
燃費面でも、カローラの最上位モデルとなるハイブリッドが、ランニングコストを抑えるのに有利だということは明白だ。113km/hでの高速巡航で18km/ℓ近い数字を出すのは簡単で、ひどい渋滞の中でも優れた効率性を発揮できるので、われわれがテストで計測した平均燃費の15.7km/ℓ程度なら、日常使いで苦もなく達成できるはずだ。
価値の推移
フォードやスコダの競合モデルと比べて優れており、3年・5.8万km走行後の残価は新車価格の半額程度と予想される。