新型メルセデス・ベンツGLE 3列シート標準化 サイズ/内装/日本価格は?
公開 : 2019.06.19 11:00 更新 : 2019.06.19 11:27
新型GLEのインテリア
新型GLEのインテリアは、現代におけるメルセデス・ベンツの文法通りの構成を基本にしている。クラスター部分と下部のスイッチエリアの間をウッドパネルが水平に伸び、落ち着いた雰囲気の空間を演出。クラスター内には、Eクラスでお馴染みとなる2画面の12.3インチ・ワイド・ディスプレイを1枚のガラスカバーで融合した「コックピット・ディスプレイ」が備わる。
Aクラスから始まった、新型の自然対話式音声認識機能を備えた、対話型インフォテインメント・システムのMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)も新型GLEに搭載される。
ダッシュボードを上下に分割する中央のパネルに4つ並んだ四角いエアベントは、標準グレードのフロントグリルに採用されているルーバーのデザインがモチーフで、メルセデス・ベンツSUVのエッセンスを表現したという。
滑らかなレザーやトリムに加え、デザインを一新した各部のスイッチ類は金属の質感を前面に出して上質感を演出。また、前席にシート・ベンチレーターと温冷機能付きカップホルダーが採用され、快適性を一段と高めている。このほかSUV特有の装備としては、センターコンソールの左右に設けられた大きなグラブハンドルがある。
また、新型GLEではホイールベースが80mm延長され、居住性と積載性が向上。Aピラーは先代より起こされたため乗降性を改善し、2列目シートはこのセグメントのSUVとして世界初となる6ウェイ・フルパワーシートが全グレードに標準装備となり、レッグルームは先代に較べ+69mmとなる1045mmを確保した。
シートはそれぞれ約100mmの範囲で前後に電動スライドできる。このほか40:20:40分割可倒式バックレストは電動角度調整式で、左右ヘッドレストの高さも電動調整式となっている。
全グレードの標準装備となる3列目シート(2人掛け)は可倒式で、乗員に合わせてフレキシブルなシートアレンジができる。3列目シート使用時のラゲッジルーム・スペースは160ℓで、2、3列目シートを倒すと最大2055ℓまで拡大できる。またトランクスルー機構により長尺物も簡単に積載できるようになった。
なお、エアマティック・サスペンション装着車の場合はスイッチ操作によりリアの車高が約40mm下がり、より楽に荷物の積み下ろしができる。