新型メルセデス・ベンツGLE 3列シート標準化 サイズ/内装/日本価格は?
公開 : 2019.06.19 11:00 更新 : 2019.06.19 11:27
新型GLEのパワートレイン
新型GLEには3グレードが設定され、3種類のパワートレインが用いられる。
ガソリン・モデルのGLE 450 4マティック・スポーツにはS450で使用されている3ℓ直6ガソリン・エンジンにISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V電気システムを組み合わせたOM256型が搭載される。
最高出力367ps、最大トルク51.0kg-mを発生させ、さらにエンジンとトランスミッションの間に配置された、電気モーター「ISG」から22psと25.3kg-mをアシストするともに回生機能も有し、力強い加速と高燃費を実現している。
ディーゼル・モデルは2タイプが設定される。ひとつはS400dで実績のある新系列となる最高出力330psを発揮するメルセデス・ベンツ乗用車の中で最高水準の出力を誇るOM656型。3ℓ直6ユニットに2ステージ・ターボチャージャーを組み合わせたクリーン・ディーゼル・エンジンでGLE 400d 4マティック・スポーツに搭載される。
もうひとつのディーゼル・モデルはC220dやE220dで使われてきたOM654型2.0ℓ直4クリーン・ディーゼル・エンジンを積むGLE 300d 4マティック。チューニングの違いから、同じ2ℓユニットながら最高出力は245psを発揮することからモデル名の数字は「300」とされた。
GLE 300d 4マティックでは排出ガス浄化経路の短縮やsDPF(DPF with SCR Coating/選択触媒還元法コーティング付き粒子状物質除去フィルター)を採用し、排気の浄化にも注力して開発され、欧州において導入されているRDE(実路走行試験)規制に適合するクリーンな排気を実現している。
ギアボックスは3グレードとも9速の9Gトロニック・オートマティック・トランスミッションが組み合わせられる。4マティック・システムはGLE 300d 4マティックに前後50:50の固定トルク配分となるトランスファーが備わり、GLE 400d 4マティック・スポーツとGLE 450 4マティック・スポーツには前後100-0%から0-100%までの連続可変トルク配分を行うことで、オンロードとオフロードの性能をさらに高いレベルで両立させた新開発のトランスファーが採用された。