アストンの栄光 DBSスーパーレッジェーラで行く追憶の旅 舞台はグッドウッド

公開 : 2019.06.22 11:50

番外編:1959年ニュルブルクリンク1000km モスの猛追

このニュルブルクリンクでの勝利はグッドウッドでの栄光と並び立つ存在だ。

大量リードを奪ったモスからステアリングを譲り受けたフェアマンだったが、コースの斜面へとマシンを乗り上げるクラッシュを演じている。リアアクスル上にギアボックスを持つマシンを何とか持ち上げ、コースへと戻すことには成功したものの、ピットに戻ってみると、リタイアだと聞かされていたモスはすでに私服へと着替えていた。


それでも、1分以上の差を付けられた2台のワークス・フェラーリを猛追すべく、勇躍コースへと戻ったスターリングは3周で2台をパスし、フェアマンの最終スティントのあとでふたたび同じことをしてみせると、7.5時間のレースのうち、実に6時間もの間ステアリングを握り続け、31秒差で勝利をものにしている。

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