新型プジョー2008発表 大型化とともにEV「e-2008」設定

公開 : 2019.06.20 13:15  更新 : 2019.06.20 17:30

上級車種ゆずりの装備多数

PSAグループは今後EVを通常ラインナップの一部として設定する方針を示しており、今回のe-2008についても外観上の違いはバッジやフロントグリルなどごくわずかだ。ライオンの歯や爪をイメージしたライトクラスターなど多くのデザインエレメントを208や508などと共有する。

プジョーのiコクピットの最新版が搭載されるほか、小径ステアリングおよびワイドなインフォテインメント・ディスプレイなどは508と共通だ。ただし、デジタル式メーターパネルには3Dエフェクトが追加されている。スピードや安全にかかわる情報はホログラム状に表示され、ドライバーが認識しやすくなっているという。

アップル・カープレイやアンドロイド・オートなども標準でサポートされ、ワイヤレス充電機能も備えている。最上位GTラインやGTにはアルカンターラおよびレザーのトリムが与えられ、アンビエントライトや18インチのホイールが装着される。アダプティブ・クルーズコントロールやレーンアシスト、それにパーキングアシストなどの安全装備も備わる。

2008の生産はスペインのビーゴで行われ、内燃機関搭載モデルとEVは同じ生産ラインを使用する。ただし、中国向け車両は現地で生産されるとのことだ。英国向けの車両は2020年前半に登場し、e-2008はやや遅れて投入される見通しだ。価格などは未定だが、キアe-ニロやヒュンダイ・コナ・エレクトリックと対峙することになるだろう。

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