ルノー、新たなコンパクトSUV開発中 キャプチャーの兄弟車
公開 : 2019.06.21 06:40
スポーティな派生モデルに?
今回撮影した新小型SUVの開発車両は、キャプチャーよりもスポーティでドライバーを中心にした派生モデルとなる可能性も考えられる。フォードがエコスポーツをベースにしたピューマを計画しているのと同じ発想だ。
また、新型キャプチャーと同様、このモデルにもガソリンとディーゼル・エンジンのほか、Eテックと呼ばれるプラグインハイブリッドが設定されるだろう。電気のみで排ガスを出さずに走行可能な上、モーターのアシストによってパフォーマンスも向上するわけだ。
ヴォグゾールは実用性を重視したクロスランドXと、スタイルを優先したモッカXという2つのモデルを同じセグメントに投入しており、シトロエンは市場で同じような位置づけとなるC3エアクロスとC4カクタスを販売している。しかし、これらのモデルはそれぞれ別の顧客に訴求している。
キャプチャーのようなB-SUVまたはコンパクトSUVは、SUV市場の中でも最も人気が高い。Jatoの調べによると、昨年このセグメントは41%も成長したという。既にキャプチャーはこのクラスで最も売れているモデルだが、さらに複数のモデルを投入すれば、ルノーはこの市場をより広くカバーできるようになる。