フェラーリF8トリブート、日本導入 新型V8クーペのスペック/内装/エンジンを解説
公開 : 2019.06.25 07:40 更新 : 2019.06.27 12:25
フェラーリF8トリブートの外観
F8トリブートのデザイン開発は、フェラーリ・スタイリングセンターで2つのテーマに焦点を合わせて進められた。その1つはフェラーリ8気筒ベルリネッタの歴史を創り上げてきたエポックメイクなモデルのモチーフが取り入れられたことだ。
4灯テールランプが配されたリア・エンドパネルは308GTBから、スリットが刻まれたリアウインドウはF40からと、歴代フェラーリ8気筒ベルリネッタへのオマージュが盛り込まれた。
2つめは先進的なエアロダイナミクスとフェラーリらしいスタイリングの融合である。
フロント部分では「Sダクト」の採用によるエアロダイナミクスの改善に加え、コンパクトになった横長のLEDヘッドライトの上とバンパー部分にもエアロダイナミクス・インテークが設けられ、サイドシルまで伸びるスプリッターにより流気をコントロールするとともに、スーパースポーツらしいデザインに変貌を遂げた。
ボディサイドのインタークーラーに至るエアインテークも308GTBで表現されたモチーフを継承したもので、ドア部分まで大きくえぐられたデザインが、サイドビューにアクセントを与えている。
リアエンドはスポイラーがテールライトを包むようなフォルムで構成され、308GTB由来の2連のテールランプとボディと同色のテールパネルを復活させている。またリア・ウインドウはF40の特徴的なデザイン要素を現代的に解釈したもので、ルーバーはエンジンコンパートメント内の熱気排出に貢献。その材質はチャレンジ・モデルで使用されてきた軽量なレキザン樹脂が用いられた。
全長:4611mm
全幅:1979mm
全高:1206mm
ホイールはスポーク部にひねりの入ったスピード感のある星形デザインで、F512M以来となる左右非対称デザインが採用されている。