画像で紹介 ミドエンジン車66選 後編
公開 : 2019.06.23 16:50
No.63〜No.66
ブガッティ・シロン(2016年)
ヴェイロンも特別なクルマであったが、シロンはそのうえを行く。クワッドターボのW16エンジンは1500psを発生し、最高速度はタイヤの崩壊を防ぐため420km/hに制限されている。240万ユーロ(2億9000万円)という価格にも関わらず、1号車の納車前の時点で200台以上を受注した。
フォードGT(2017年)
フォーカスやフィエスタも素晴らしいクルマだが、同じメーカーがこれを作っているとはにわかには信じがたい。656psのV6ツインターボを搭載する公道用レースカーだ。生産台数は非常に少なく、マラネロ製の多くのクルマよりも価値のある1台だろう。映画にもなった1966年のル・マンでのフォードとフェラーリの対決の再来である。
アストン マーティン・ヴァンキッシュ・ヴィジョン・コンセプト(2019年)
アストン マーティンはこれまでミドエンジンの市販車を発売していない。しかし2019年ジュネーブ・サロンに出店されたコンセプトカーは目を見張るものであった。2022年ごろに発売が予定され、フェラーリ、マクラーレン、ランボルギーニと対峙することになりそうだ。
シボレー・コルベット(2020年)
8代目となるコルベットが7月に発表予定だ。今までのフロントエンジン・レイアウトを捨て、初めてミドエンジンを採用する。われわれが入手した情報によれば、LT型の6.2ℓV8の改良版を搭載する。
このエンジンは依然としてOHVであり、ターボを搭載するライバルにはトルクでもかなわない。しかし、このエンジンの利点は軽く、レスポンスが良く、比較的安価に500ps級の出力が得られることだ。ミドエンジン・クラブの中でも有力な1台になることを期待したい。