EVの真実 本当に環境にやさしい? 実は多いエネルギー消費量 カギは発電方法
公開 : 2019.06.29 11:50
番外編:マツダの挑戦 CO2排出量90%削減へ
マツダでは、車両生産と燃料供給を含めた「ウェル・トゥ・ウィール」という考え方における平均的なCO2排出量を、2050年までに2010年の90%レベルにまで削減する目標を掲げており、さらに、そのためには、内燃機関が大きな役割を果たすとしている。
より効率的な圧縮着火ガソリンエンジンの開発を進めるとともに、マツダでは、藻類から作り出すバイオフューエルを原料とした、再生可能液体燃料の研究開発へも投資を行っており、この液体燃料が燃焼時に排出するのは、直近で光合成によって大気中から吸収したCO2だけだ。
マツダでは、内陸部にある耕作不適地を使って、塩と廃水だけでバイオフューエルを創り出すことが可能だとしており、これが実現すれば、内燃機関を低コストでより効率的なエンジンにすることができるだろう。