ルノー/日産、グーグル傘下「ウェイモ」と独占契約 自動運転サービス検討
公開 : 2019.06.24 18:10
既にFCAと提携していたウェイモ
ルノー・グループのティエリー・ボロレCEOは、次のように語っている。
「未来のモビリティのストーリーは、ドライバーレス・モビリティサービスに対する展望を切り開く、アライアンスとウェイモのような企業間の連携により、共同で綴られていきます」
「われわれにとっての主要な戦略的市場でドライバーレス・モビリティ事業の潮流の最前線に立つことで、今回のパートナーシップが、新しいシェアモビリティサービスを提供し、自動車のエコシステムを豊かにするというわれわれのコミットメントを後押しするものと、確信しています」
今回の3社による提携が発表されたのは、ルノー・日産自動車・三菱自動車アライアンスの危機が伝えられてから数週間後のことだ。昨年末のカルロス・ゴーン逮捕が連鎖反応を引き起こし、極端に仕事を失った部門や、混乱する将来の計画、不適当な製品生産などが生じていると報じられている。
最近まで、ルノーとフィアット・クライスラーの合併が検討されていたが、ルノー側にとってそれによる利益の1つが、既にウェイモと提携を結んでいたFCAから得られる自動運転技術の知見だった。
今回、ルノー・日産が直接ウェイモと契約を結んだことで、もはやそれも不要になったと思われる。