1900ps 詳細解説 ピニンファリーナのEV「バッティスタ」 2020年発売
公開 : 2019.06.25 19:40
創業者の夢を実現
情報提供者によると、ピニンファリーナ自身の自動車ブランドとして設立されたこの会社は、自社製のモデルレンジを作り出すため、マヒンドラから1億ドル(約110億円)の初期出資を受けているという。
マヒンドラはアウトモビリ・ピニンファリーナに対し、5年間で総額約500億円の投資を予定している。この新ブランドは欧州をベースに、親会社のEV部門であるマヒンドラ・エレクトリックから独立して業務を展開する予定だ。
アウトモビリ・ピニンファリーナが設立される前、2018年のジュネーブ・モーターショーで、パオロ・ピニンファリーナは彼の祖父でピニンファリーナの創業者であるバッティスタ・ファリーナのクルマを作るという夢が「それほど遠くない将来に実現するでしょう」と語った。
「持続可能な高級車ブランドしてのアウトモビリ・ピニンファリーナの設立は、われわれの戦略的ビジョンであると同時に夢の実現でした」と、ペルシュケは語った。「88年におよぶ名高いデザイン・ハウスの伝統と、マヒンドラ・グループやマヒンドラ・フォーミュラEの最先端電気自動車技術が結合するのです。それは強力な組み合わせです」
数十年経っても色褪せないデザイン
ペルシュケには25年以上の自動車業界における経験がある。さらにボルボ出身のペル・スヴァンテソンがCOOとして加わり、アウトモビリ・ピニンファリーナの指揮を執る。
同社はピニンファリーナ初の量産車を作るという挑戦に没頭していると彼はAUTOCARに語った。「われわれは時代を超えたデザインを作り上げてきたピニンファリーナのDNAを失うことなく、新しくて現代的な物を生み出そうとしています。チシタリアを見てください。71年も前に作られたクルマです」
「今からそのくらいの年月が過ぎた後、ひとびとがわれわれのクルマを見て『わあ、なんて美しいクルマなんだ!』と言ってもらいたい。30年経っても50年経っても色褪せない。それがわれわれの目指すデザインなのです」