BMW開発部門が発言 要望あれば、100台の電動化モデル投入可 2023年までに
公開 : 2019.06.28 10:40
全固体電池の実用化は当分先
BMWは間もなく新型3シリーズ・セダンとツーリングにプラグインハイブリッド仕様を投入する。
さらに7シリーズ、X3、X5のPHEV仕様も発表済みだ。将来的には同様のパワートレインがX1、5シリーズ、2シリーズ・アクティブツアラーにも設定される予定だ。
BMWではまた、電気自動車SUVのiX3とミニ・エレクトリックの開発も最終段階を迎えている。
フレーリッヒによれば、第5世代アーキテクチャのフレキシビリティは、必要に応じてプラグインハイブリッドの電気による航続距離を伸ばすことも短くすることも可能だという。
「ドライブシャフトの両側にスペースがあります。法規や顧客の需要が変化すればすぐに、フロア下にバッテリーセルを追加することが可能です。荷室や燃料タンクの容量が減ることもありません」と彼は言う。
フレーリッヒはまた、全固体電池に対する彼の確信についても述べた。劇的に航続距離を伸ばし、コストを下げる可能性が期待されている全固体電池だが、大量生産が実現するのは2030年代になってからだろうと、彼は考えているという。
「当分の間、製品の99%はリチウムイオンになるだろうとわたしは確信しています。2025年頃になれば試験的に製品化されるかもしれませんが、その頃はまだ、リチウムイオンよりも性能は低くコストは高くなるでしょう。まだ開発には長い時間が必要です」