長期テスト ホンダ・シビック・タイプR(最終回) 扱いやすいオールラウンダー
公開 : 2019.07.03 17:10 更新 : 2019.07.03 18:33
セッティングが個別に変更できれば
乗り心地は心地よい。デフォルトの走行モードはスポーツだが、これがわたしのお気に入りだ。コンフォートでは幾分柔らかくなり、これはこれで良いのだが、ステアリングが軽く、スロットルレスポンスも鈍くなってしまうので、少々勢いをそがれてしまう。
Rモードもあるのだが、英国の路面状況では少々ハードすぎる。できることならダンパーをソフトに、その他はスポーツの設定にしておきたいが、残念ながら個別の設定はできない。少しソフトウェアを変更するだけでできるようになるはずだが。
このことからもわかるように、ソフトウェアはシビックの強みではないし、インフォテインメントシステムは使いにくい。ホームスクリーンやナビの自車アイコンを変更することができるので、それぞれBTCCマシンと、飛行機や宇宙船に変更した。
われわれのシビックはGTトリムで、通常のタイプRよりも2000ポンド(29万1000円)高いだけだが、ブラインドスポットセンサーやパーキングセンサー、安全装備や快適装備、自動防眩式ルームミラーやデュアルゾーン エアコンなどがついてくる。もう一度購入するならやはりGTトリムを選択するし、実際中古モデルのほとんどがGTパックを装着している。それにローンで買うなら、月々数ポンドの差にしかならない。やはりGTが正解だろう。