試乗 メルセデス・ベンツGLC 300d AMGライン インテリア向上 ドイツで評価

公開 : 2019.07.01 10:10  更新 : 2019.07.08 22:40

最高出力は350dに近く、最大トルクは250dに近い

ドライバーの正面、インスツルメント・パネルには、従来的なアナログメータが挟むかたちで5.5インチのトリップコンピューター用モニターがレイアウトされている。しかし、AMGライン・プレミアム・グレードを選択すれば、12.3インチのデジタル・インスツルメントに変更ができる。ちなみにこのデジタル・インスツルメントは、単体オプションとしても選択は可能だそうだ。ステアリングホイールも最新のものになった。握りは良いが、スポーク部分には少し迷うほど沢山のボタンが並んでいる。

メカニカルな部分での変更も大きくはない。新グレードとなる300dには、OM654型と呼ばれる2.0ℓ4気筒ディーゼル・ユニットでも最もパワフルなチューニングを受けたエンジンが搭載される。だが、すでにAクラスEクラスにも搭載されているものではある。

エンジンの最高出力244ps、最大トルク50.9kg-mと強力。ちなみに350dは258psと63.0kg-m、250dは204psと51.0kg-mだった。最高出力は350dに近く最大トルクは250dに近い。またトランスミッションも、すべてのGLCで共通となるメルセデス・ベンツ製の9速AT、9Gトロニックが標準装備となっている。

サスペンションは通常のグレードではコイルスプリングにアダプティブダンパーの組わせ。AMGラインではより引き締まったセッティングを得る。オプションで3チャンバーを備えたエアサスペンション、エアボディ・コントロールも選択が可能。今回の試乗車には搭載されていた。だが、これは従来からも選択は可能だった内容ではある。

フランクフルトの道で走りを確かめてみよう。

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