長期テスト BMW M135i(4) ECUのリマッピングでM2超え 395psに到達
公開 : 2019.07.02 10:40
豊かなトルクの低回転 獰猛なパワーの高回転
全体的なエンジンの性格は変わっていない。ただ性格が強くなっただけだ。スロットルレスポンスは相変わらず鋭く、低い回転数からモリモリとトルクを発揮する。中回転域ではさらにパワーが溢れ、高回転に達するとこれまでになかった獰猛なエネルギーを感じる。
リマッピングの費用は2250ポンド(32万8000円)で、安くはないもののバーズによる保証がついている。
M135iは驚くほど熟成されたパフォーマンスカーに生まれ変わった。乗り心地やハンドリングが改善し、標準のオープンデフからLSDに置き換えられたことでコーナリングが安定し、十二分なパワーまである。その上ブレーキも変更できそうだ。
ボディ右側には鍵キズが目立つが、これも補修できるだろう。
次のレポートでは、新車同然に生まれ変わったM135iをご覧いただけるはずだ。
好きなトコロ
向上したパワー
ECUのリマッピングでさらに76ps、12.4kg-mを手に入れ、BMW M2よりも強力になった。
嫌いなトコロ
ブルートゥースの不調
電話の受信では調子よく作動するのだが、音楽を再生するときにときおり接続できなくなる。
テスト車について
モデル名:BMW M135I
新車価格:1万7500ポンド(255万円)
テスト車の価格:1万7500ポンド(255万円)
テストの記録
燃費:12.7km/ℓ
故障:なし
出費:ECU リマッピング 2250ポンド(32万8000円)
LSD 2030ポンド(29万6000円)
ショートシフトキット 532ポンド(7万7500円)
クラッチペダル調整 113ポンド(1万6500円)
サスペンションアップグレード 1550ポンド(22万6000円)