邦貨6100万円 防弾仕様のボルボXC90アーマード 車重4.5t/開発に2年
公開 : 2019.07.01 11:53
XC60なら250kg増
ボルボのスペシャル・ヴィークル部門でマーケティング・ディレクターを務めるステファン・グリーンによれば、潜在的顧客には「背の高い人物の移動にこのクルマを使おうと考える警備会社」が含まれるという。一見すると普通のクルマと変わらないものの、「規定された防弾性能を達成するため、厳格な基準に沿って特別に製造される」とのことだ。
XC90アーマードの注文は現在受け付けており、顧客の要望に合わせて様々なカスタマイゼーションが可能。納車は2019年末から始まる予定だ。
ボルボには、これより小型で改造も軽度なXC60をベースにした防弾仕様車もある。こちらは主に欧州や南米の外交官や警察、警備会社を顧客とする。
ボルボによれば、このXC60アーマードは、地理的な危険や拳銃の弾頭を防ぐことを対象としているという。防護物の追加によって車両重量は250kgほど増えている。
XC60アーマードの製造はブラジルで行われ、これから厳しい防弾試験を受けることになる。より大きなXC90と同様、ブレーキやサスペンションはアップグレードされる。