2.3億円で落札 フェラーリ275GTB、高値安定のワケは アールキュリアル・オークション

公開 : 2019.07.01 17:15  更新 : 2020.12.08 18:00

パリのオークションで2億3556万円に

1965年8月に新車でフランスのスポーツカー愛好家のロベルト・クニ-に納車される。彼は1968年に365GT 2+2へ乗り換えたことにより275GTBはディーラーに下取りされ、セカンド・オーナーに販売される。

このセカンド・オーナーは’60〜’70年代の素晴らしいイタリア車を所有すると共に、プジョーのチーフ・デザイナーを務めていたポール・ブーベだった。

その後何人かのオーナーの元で暮らし、2013年に入手したベルギーの前オーナーによりサウロでグランドアップ・レストレーションが行われ、完璧なコンディションに戻された。

オーナーズ・マニュアルや車載工具、ジャッキも完備しており、さらにはフェラーリ・クラシケ認定書も獲得しており、現時点で最高の275GTBといえる。

このように完璧なコンディションを保っていることから、オークションが始まると入札が続き、最終的に193,08万ユーロ/2億3556万円で落札された。やはりフェラーリ・ファンならば一度は手に入れたいモデルだからこそ、ピーク時と変わらない高値安定といえる額を保っているに違いない。

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