長期テスト BMW M135i(最終回) 改造プロジェクト終了 M2と比較
公開 : 2019.07.04 11:10
バーズと協力してお送りしたM135iの改造プロジェクトもこれで終了。足回りを交換し、LSDを導入。ECUのリマッピングも行いました。標準仕様の優れた点はそのままに、弱点を克服しました。コスパも魅力で、最後にはM2と比較しています。
もくじ
ー BMW製のFRホットハッチは革新的な存在
ー 落ち着きのない足回りとLSDがないのが欠点
ー バーズにモディファイを依頼 まずはハンドリングから
ー 大入力に対する身のこなしが改善
ー LSDを導入し、最後はECUのリマッピング
ー M2と比べると?
ー テストの記録
BMW製のFRホットハッチは革新的な存在
2012年のデビュー当時、このFRのホットハッチがどれほど素晴らしいのかについて触れていないクルマ雑誌やユーチューブのチャンネルを探す方が難しかった。
あれから6年。M135iは本当にゲームチェンジャーと言える存在だった。3万ポンド(437万円)しない価格ながらプレミアムブランドのバッジを掲げ、後輪駆動の動力性能と304psを備えるという、これまで現れたことのない存在で、走りも良かった。とても200psくらいの、フォードやヴォグゾール製のFFマシンのは賢明だと思えなかったのだ。
それくらい、デビューしたM135iへの熱狂は欠点のひとつふたつを隠すには十分で、少なくとも多くの人が見落としていた。しかし、数年がたつとその興奮も薄れ、今ではM135iの欠点も正しく目を向けることができるようになった。