購入と維持　★★★★★★★★★☆

BPチャージマスターが年内に50カ所の150kW超高速充電ステーションを設置するというアナウンスは、eトロンのオーナーにとって福音といえる。今のところ、英国の充電インフラは、比較的大容量のバッテリーを持つ高級EVにとっては、あまりにも不十分だ。ただし、テスラだけは話が別だが。

こうした施設があれば、eトロンのバッテリーをゼロから80％まで30分、100％まで50分で充電できる。これはフル充電に14時間も要する家庭用電源はいうまでもなく、現在は街なかや高速道路で一般的な50kWや100kWの急速充電器と比べても当然ながら早い。

さらにいうならば、ジャガーIペースが使える充電器は100kWまで、メルセデスEQCは110kW程度までに限定され、いずれもアップデートでの改良が求められる。テスラ・モデルXは150kW充電が可能で、すでに自社のスーパーチャージング・ステーションでその恩恵に預かっている。要は、eトロンは電気自動車の使い勝手という点で、最先端にあるといえる。

価値の推移

アウディというブランドの強みが、表に現れている。ジャガーのみが、それに近い残価率をマークできる。

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