次世代型R8に「V10エンジンを残すために戦っている」 アウディ・スポーツ幹部

公開 : 2019.07.02 12:10

アウディR8の次世代型は、高性能なEVになる可能性が高いと言われています。しかし、同社のスポーツ部門では、今後も自然吸気V10エンジンを残すために戦いを続けるようです。

もくじ

V10エンジンはアイコン
鍵は? ランボルギーニとの共有化
現行型R8 「究極的な」バージョンも

V10エンジンはアイコン

アウディR8が、次世代型では完全な電気自動車となる可能性が強まっている。にもかかわらず、アウディ・スポーツは、V10エンジンが次世代フラッグシップ・スーパーカーに欠かせないものとして、その存続のために戦っているという。

先日のニュルブルクリンク24時間レースで、アウディ・スポーツのマネージング・ディレクターを務めるオリバー・ホフマンがAUTOCARに語ったところによると、同氏は3代目となる次期型R8にも高回転型の自然吸気エンジンを残したいと、強く思っているようだ。

しかしながら、厳しさを増す排ガス規制や、拡がりつつある電動化への動きによって、そんなエンジンを正当化することはますます難しくなっている。ホフマンは、その種のクルマに最適なドライブトレインを判断するだけでなく、電動化とも相性がよいエンジンでなければならないと説明した。

「このV10エンジンはアイコンです。セグメントで独自のセールス・ポイントとなっています」と彼は言う。「このエンジンが搭載された現行モデルのR8を、お客様は気に入ってくださっています。われわれはV10エンジンを残すために戦っています。エンジンのみを搭載するにせよ、電動化と組み合わせるにせよ、V10エンジンには価値があります」

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