Aクラスからアルファードまで OTOTENデモカー ダイヤトーン/アルパイン/ケンウッド/JBL

2019.07.02

アルパイン リフトアップツィーター/ビッグX 11

アルパインのデモカーにはアルファード専用の11型カーナビ「ビッグX 11」を搭載し、これに話題のリフトアップツィーターと、アルファード/ヴェルファイア専用の7×10インチ・ウーファーをドアにインストールした。パワーアンプはビッグX 11に内蔵のものを使用し、ウーファーは取り付けるために必要となる専用バッフルボードを使った程度で、デッドニングも行っていないという。

試聴すると驚いた。量感たっぷりの低音と共に質の高いサウンドを聴くことができたのだ。ツィーターはエンジンONと同時にディフューザーが “リフトアップ”(この日はデモ用のスイッチでON/OFF)。このギミックな動きが人気を呼んでいるわけだが、実は高音を安定して拡散させる効果も生み出している。つまり、このツイーターは見た目も音も抜群の存在感を発揮しているというわけだ。

特に感心したのがその音場だ。ミニバンという大柄のボディということもあり、ツィーターの位置も適度な距離を保つことができる。そのため、前方奥に自然な定位感を作り出せているのだ。

低域の量感は口径が大きめのウーファーを組み合わせたが、聴いた当初はサブウーファーを組み合わせているんじゃないかと思ったほど。それが担当者曰く、サブウーファーからの音は出していないという。音源はストリーミング再生で、それほどビットレートも高くないとのことだが、それを感じさせない気持ちの良さだった。

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