字幕付き動画 フェラーリ488ピスタ・スパイダーに試乗 同カテゴリー内で最良
公開 : 2019.07.04 20:00 更新 : 2019.07.05 17:42
488ピスタ・スパイダー 試乗の印象
3週間ほど前、720Sとの比較でクーペに試乗しました。わたしはクーペのピスタが好みです。短期間に乗り比べてみれば違いがわかります。
確かにわずかに重く、ロール量も大きいことを感じます。そしてレスポンスもわずかに鈍いでしょう。荒れた路面でバックミラーに映る景色のブレ方も違います。
これはクーペとの剛性の差によるもので、マクラーレンなどのようにカーボンファイバー・タブでないこともその理由です。マクラーレンのスパイダーほど剛性が無いこともわかります。みなさんも乗り比べたらわかるでしょう。しかしこれはそれほど大きな問題ではありません
確かに最高のハンドリングを持つのはスパイダーでなくクーペですが、スパイダーも十分すぎるほど楽しめるクルマです。電子制御はモードにより許容されるスリップアングルが変わります。
電子制御のLSDが装着されているのも魅力のひとつです。マクラーレン570Sや720スパイダーにはブレーキステアなどの装備はありますが、デフはオープンです。
直線の速さやグリップやラップタイムではなく、シャシーの魅力の話です。ミドエンジンかつオープンのスーパーカーと言えば、488ピスタがベンチマークとなるでしょう。
乗り心地も良く、ハンドリングも完璧で、本当に楽しめるクルマです。ふつうに走る分には488スパイダーで十分かもしれません。それにサウンドの官能性では458に劣ります。
しかしこの類の現行スーパーカーでは間違いなく最も愉快なクルマでしょう。