画像 エンジンで失敗した素晴らしいクルマたち24選 後編
公開 : 2019.07.06 16:50
キャデラック・セビル(1981年)
1980年代にディーゼルのキャデラックを避けたことで、難を逃れたと考えるひとも多いだろう。しかし、そうとは言い切れない。通常のV8の代替として用意されたV8-6-4とよばれるこのエンジンは、負荷状況に合わせて一部のシリンダーを停止する機能を持つ。
GMは1981年以降キャデラックにこの機能を搭載した。しかし、当時電子制御技術は未熟でコンピュータの性能も低かったため、とても運転できる代物ではなかった。ディーラーによりこのシステムはバイパスされ、常に8気筒で動作するようになった。この技術はいったんはお蔵入りされたものの、20年以上経ってから復活することになる。