フォードGTマーク2(1.3億円) 45台限定 サーキット専用で大幅進化 グッドウッド
公開 : 2019.07.06 19:40
レース活動の知見 水噴射も
ブレーキは公道仕様車から流用している。フォードによれば、標準モデルのカーボンセラミックディスクは、FIAの規定によってレースカーが装着している鋳鉄製ローターよりも制動力に優れるという。その外側には、専用の19インチ鍛造アルミニウム製ホイールと、ミシュラン・パイロットスポーツGTサーキット用タイヤを装着する。
多くの改良は「フォードが成功を収めたFIA世界耐久選手権におけるレース活動から得た知見をベースにしている」とメーカーは言う。
その1つとして、GTマークIIには水噴射テクノロジーを使った大容量インタークーラーが装備されている。高圧の冷たい水をエンジン・コンポーネントに噴射して冷却することで、高温下でも安定したエンジンのパフォーマンスを引き出すことができるのだ。
ルーフに装備されたエアインテークも、GTEプロ・クラスのマシンに使われているものをベースにしている。エンジン、クラッチ、トランスミッションの冷却系にさらなる風を送り込み、効率を高める。
コクピットにはスパルコ製シートと6点式ハーネスを標準で装備。助手席もオプションで装着できるほか、データロガーやリアビューカメラも装備されている。