画像で振り返る エンジン始動方法の歴史 前編
公開 : 2019.07.07 05:50
リモート・エンジンスターター(1980年代)
1980年代中盤には、アフターマーケットでリモート・エンジンスターター流通するようになった。この技術により、キーに取りつけられたボタンを押すだけで車外からもエンジンを始動できるようになった。くだらない機能のようにも思えるが、寒冷地では事前に車内を暖めることができるため重宝された。この機能を最初に実用化したのがカナダの企業であることも偶然ではないだろう。
しかし、自動車メーカーが純正でこの機能を用意するようになるまでには非常に長い時間を要した。その最初のモデルは2004年型シボレー・マリブ(画像)である。2019年現在、シボレー、フォード、日産などがいくつかのモデルに搭載している。