画像で振り返る エンジン始動方法の歴史 前編

公開 : 2019.07.07 05:50

フィアットのプルタイプ・スターター(1957年)

フィアットは500の開発に際し、できる限り安価に仕上げるためプルタイプのスターターシステムを搭載した。イグニションキーをオンの位置に回した後、前席の間にあるレバーを引くことでエンジンがスタートするというものだ。

レバーは車体下部を通るケーブルを通してスターター・モーターに接続されていた。初期の126にも使用されたが、のちにこのシステムはスターター・ソレノイドに置き換えられた。しかしフィアットはユーザーの利便性を求める声に応え、500の後期モデルの一部にイグニション・バレルを採用した。

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