画像で振り返る エンジン始動方法の歴史 後編
公開 : 2019.07.07 16:50
1990年代に入ると、昔ながらのメカニカルキーに変わり現代でも使われているスマートキーが登場します。最近ではスマートフォンにデジタルキーを内蔵する機能も普及しはじめたほか、指紋認証や顔認証といった新しいシステムも開発されています。
メルセデス・ベンツのフリップ式キー(1989年)
メルセデス・ベンツが1989年に発売したR129型SLは革新的技術を満載しており、ある小さな変化がしばしば見落とされる。その変化とは、キーフォブのボタンを押すことでメカニカルキーが飛び出すという構造だ。
単なる子どもだましではなく、鍵の上に座ってしまい太ももに刺さるといった事故を防ぐことにもつながる機能だ。1990年代を通し、数々のメーカーが似たような機能を採用し、2019年現在でも使われている。