穴だらけで反対側が見えた ローバーP5Bクーペ 尊敬する祖父が導いたレストア
公開 : 2019.07.13 07:50 更新 : 2020.12.08 10:40
マシュー・サンダース流の自動車コレクション
「かなり限定的なコレクションです。5〜6台ほどを売却しました。BMW 850にフォード・エスコートRS、新しいモーガン3ホイラーやポルシェ968クラブスポーツなど。運転する時間がなかったんです」 と話すサンダース。残ったクルマはフェラーリ・デイトナ、ロータス・エスプリ・ターボ、アストン マーティン・ラゴンダに、今回のローバーP5Bクーペだ。BMWのE46型のM3レーサーが最近加わったそうだが、かなり多岐にわたるラインナップだといえる。
「わたしが初めて購入したクラシックカーは、モーリス・マイナーのフラットベッド・ピックアップでした。マリーナ製のエンジンにトヨタ製のトランスミッションが載っていて、ジャンスピード製の3-1形状のマニフォールドを付けていました。それが、すべての始まりです。それからはオペル・アストラ、オースチン・モンテゴ、ボルボ340GLT、ツインカムのエスコートなど、色々なクルマを手にしました。フェラーリ以外はすべてマイナーなモデルですね」
そして、かなり手が加えられたジャガーMk2の後に、ローバーP5Bクーペもコレクションに加わった。「面白いことに、英国ではフェラーリ・デイトナよりこの2台の方が注目を受けます。若い人はジャガーのエグゾーストノイズが好きなようですし、高齢の紳士はローバーが好きなんですよ」