イギリス EVに音を発生する装置、義務づけ 歩行者保護

公開 : 2019.07.08 12:53

2040年 内燃エンジン車、新車販売禁止

英国のマイケル・エリス運輸大臣は、次のように述べている。「政府は環境に優しい交通の恩恵を全国民に感じていただきたいと考えています。視覚障害者には走行音の静かなEVが接近することに気付かず生じる危険が懸念されていました」

「新しい規定によって、歩行者は安心して道路を横断できるようになるでしょう」

三菱日産トヨタなどいくつかの自動車会社は、販売する電気自動車に既にAVASを装着している。ジャガーは英国の盲導犬協会と協力し、視覚障害者のために開発したシステムを電動SUVのIペースに搭載した。

この新しい法規制は、排ガスを出さないクルマの普及促進を目指す国策の一環として導入。

英国では2040年より、内燃エンジン搭載車の新車販売が禁じられる予定だ。だが、政府顧問は最近、その施行を2030年に早めるよう進言している。

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