メルセデス-AMG A45 S 4マティック+に同乗 421psでドリフト・モード グッドウッド
公開 : 2019.07.08 18:30
片側の後輪に最大100%?
筆者が同乗したクルマの運転を担当したのは、メルセデスのGT3レーサー、アダム・クリストドーロウ。グッドウッドの名物ヒルクライムに挑む直前、彼が多くの時間を掛けて助手席のわたしに説明してくれたことは、すぐにはっきりと納得できた。それはつまり、ランチア・デルタのラリーカーがこのドラマティックな駆動方式を採用していた理由と同じだ。
ドリフト・モードは、ドライブ・モードを「レース」に切り替え、スタビリティ・コントールをオフにし、シフトチェンジをマニュアルで行う場合にのみ使用可能となる。この四輪駆動システムはE63と同じセットアップを採用しており、2つの独立したクラッチが左右それぞれの後輪に最大100%の駆動力を配分する。
クリストドーロウは、まだA45に合計で1時間ほどしか乗っていないと話した。その大部分はホッケンハイムの駐車場だったという。それからスロットルを深く踏み込み、ローンチコントロールを作動させた。