ジーリー 驚くべき成長物語 世界トップ10は目前 ロータスの今後も
公開 : 2019.08.03 18:50
番外編3:ロータスのこれから
DRB-ハイコムからプロトンの経営権を取得した時、ジーリーにとってロータスは単なるオマケにしか過ぎないと思われていた
だが、ジーリー内部情報筋によれば、当初から、その歴史とエンジニアリング技術の両面で、ロータスは非常に魅力的な存在だと考えられていたと言う。
グループ・ロータスCEOのフェン・キンフェンは、ロータスでは新技術の開発と、先進テクノロジーの採用を、ジーリーホールディング内の他のメーカーに先駆けて、進めていくことになると話しており、これが、登場間近のEVハイパーカー、タイプ130が、ボルボのポールスター1をはるかに凌ぐパフォーマンスで登場する理由のひとつだろう。
ロータスのエンジニアリングは、新たなモデル開発にも活かされる予定であり、その第1弾は大幅な改良を加えられたエヴォーラになる見込みだが、その他のジーリーホールディングのモデルにも、その技術は広く活用されることになる。
コベントリー近郊の新たなエンジニアリングとデザインセンターでは、少なくとも1台のSUVを含めた、近く登場するロータスの新モデル開発にほとんどの精力を傾けている。
「軽量化やエアロダイナミクス、さらにはドライビングダイナミクスといった点で、ジーリーホールディングは、すでにロータスのエンジニアリング技術の恩恵を受けています」と、フェンは上海モーターショーで話してくれた。
「素晴らしい価値がありますが、まだほんの初期段階です。本番はこれからです」