マセラティ・レヴァンテはスポーティさがセールスポイント
公開 : 2013.06.11 17:03 更新 : 2017.06.01 02:00
2015年前半に発売が予定されているマセラティ・レヴァンテは、ポルシェ・カイエンやBMW X6にラテンの血をブレンドしたようなモデルになるとマセラティの情報筋は明らかにした。
高価なキャビンに加え、一般道でのダイナミクス、マッシブなスタイリング、5人のためのスペースなどが、マセラティ初のSUVの特徴だ。レヴァンテのベースとなった、2011年に登場したマセラティ・クーバン・コンセプトは、ビジュアル・キャラクターを現したものといえる。
エンジンは、410bhpを発揮する3.0ℓV6ツインターボと、530bhpを発揮する3.8ℓV8ツインターボ。そしてヨーロッパ市場では重要なポジションとなる271bhpの3.0ℓV6ターボ・ディーゼルの3つが用意される。すべて8速オートマティックが組み合わせられ、新しいギブリやクアトロポルテにも採用されている”Q4″ 4WDシステムが装着される。
マセラティはその悪路走破性を高めるために、姉妹ブランドであるジープのノウハウをレヴァンテに採用した。従って、若干の電子機器がクライスラーとジープから提供されることになるが、基本構造はクアトロポルテやギブリをベースにしたものだ。そのボディはアルミニウム製で、サスペンションもクアトロポルテやギブリから移植されたものとなる。
レヴァンテはスポーティな味付けがされたモデルであるが、そのキャビンはクアトロポルテと同じぐらい豪華だという。
レヴァンテは当初はグランド・チェロキーと同じデトロイトのジェファーソン北工場で生産される計画があった。しかし、ジープに順調な需要があるため、この計画はキャンセルされた。マセラティのボス、ハラルド・ウェステルは、ギブリやクアトロポルテが製造されるグルグリスコ工場ではないが、レヴァンテがメイド・イン・イタリアになるだとうと語っている。