ベントレーEXP100 GT発表 ベントレー創立100周年記念
公開 : 2019.07.11 04:10
モビリティを超えた高級さ
ベントレーEXP100 GTは、特別かつエモーショナルな体験を与えてくれる場としてクルマを再定義している。ベントレーは世界で評価されている100年にわたるラグジュアリー・デザインやクラフトマンシップにおける経験を生かし、将来の旅のあるべき姿をイメージしている。
このクルマのスマートかつ逞しい外観からは今後のベントレーのデザインの方向性が伺える。これはベントレーのDNAを着実に引き継ぎ、ひとめでそれとわかるだろう。リアはRタイプ・コンチネンタルを彷彿とさせ、グリルに回り込んだ丸いヘッドライトやはベントレー・ブロワーのようだ。そして優雅なボディラインは最近のモデルと共通している。
しかし、このクルマは将来を見据えたモデルである。軽量アルミニウムやカーボンファイバーを使用し、全長5.8m、全幅2.4mに達している。ボディ各所の装飾はアルミニウムや銅で作られている。ベントレー創業者のW.O ベントレーは第一次世界大戦で使われた航空機エンジン「BR I」のピストンにアロイを使用したことも有名だ。
運転席および助手席のドアは2mの幅を持ち、斜め上方に開くことにより乗降性を確保している。完全に開くとその高さは3m近くにもなり、乗り込む際の特別感を与えてくれるという。
新しい外装色であるコンパスは特殊な塗料により秋のような美しい色合いを表現している。これは環境にもやさしく、持続可能な原料を使用したとのことだ。米のもみ殻の灰をリサイクルして塗料にすることにより、埋め立てられるゴミの削減につながるという。