フォルクスワーゲンのEV「ID.3」 ほぼ全貌が露わに ゴルフ・サイズの新型電気自動車

公開 : 2019.07.12 12:32  更新 : 2021.02.02 18:46

全体が露わになった「VW ID.3」を目撃。カモフラージュが剥がされた新型EVは、欧州で現在予約を受付中。初日はアクセスが集中し、サーバの処理が追いつかない状況に。

もくじ

バッジとライト以外 丸見え
価格367万円 航続距離330km
今後も増えるIDファミリー
サイズはゴルフ並み、車内は中型車並み

バッジとライト以外 丸見え

フォルクスワーゲンの新型電気自動車「ID.3」が、またもやドイツ郊外で目撃された。今回はほとんど隠されていない姿で現れた。

同社で初めてEV専用に開発されたモデルとなるID.3は、これまで公式に公開された姿ではダズル迷彩柄のラッピングで覆われ、正式発表前に細部が明らかになることを防いでいた。しかし、今回目撃された車両は、バッジやライトの一部が黒いビニールで隠されているものの、全体のデザインがはっきりとわかる。

フォルクスワーゲンは先日、今年後半に生産が始まるID.3の充電やバッテリーに関する情報を明らかにした。

ID3に搭載されるリチウムイオン・バッテリーは、現在市場で販売されている他の量販EVに先駆け、最大125kWの急速充電に対応するという。今のところ、この急速充電に対応しているのは、アウディe-トロンやテスラモデルXなどのプレミアムEVだけである。

フォルクスワーゲンは、ID.3のバッテリーが8年または16万kmを経ても、「少なくとも70%」の性能を維持すると保証している。

フォルクスワーゲン・グループは電動化推進戦略の一環として、2025年までに3万6000カ所の充電ステーションを欧州に設置すると発表した。ID.3のオーナーはこれらの充電施設を使って夜間または就業中に愛車のバッテリーを充電しておける。

また、新たに発表されたウォールボックス型充電器は、最大11kWのAC充電が可能。従来の230Vコンセントにつなぐ充電器よりも早く充電できる。急速充電ステーションを利用すれば、ID.3は30分の充電で260kmの距離を走行できるようになる。

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