アルピナ版 BMW X7の開発、検討中 過去にはアルピナ i8/ミニも計画
公開 : 2019.07.12 18:05
ミニ/BMWの小型車 採算が合わず
2000年代初め、BMWがミニ・ブランドを再興させた際に、アルピナはミニをベースにしたモデルを同社のエントリー・レベルとしてラインナップに加えようと考えた。この時もプロトタイプが製作され、テストも行われていたが、量産化するには手間が掛かりすぎ、クルマの価値に対してコストが高くなりすぎることが判明した。
ボーフェンジーペンによれば、このプロジェクトは比較的早く疑問が浮かび上がったという。コストと手間の問題によって、ミニがアルピナの歴史に加わることはなかった。
2003年に発表された第2世代のBMW 6シリーズが、アルピナ・ミニのプロジェクト廃止を決定的なものにした。6シリーズをベースにしたアルピナを加えることは、同社の財政面から見ても、またイメージの観点から見ても、実に合理的な判断だったのだ。
それ以来、アルピナはミニを検討したことがない。同じ理由で、BMWの1シリーズや2シリーズのような小型モデルにも、けっして手を出そうとしなかった。