試乗 フォルクスワーゲン・パサートGTEエステート EVでの走行距離30%延長

公開 : 2019.07.17 10:10

運転支援システムもアップデート

その他、モデル中期のフェイスリフトで加えられた変更は、細かい部分に留まる。わかりやすいところでは、第3世代となる「MIB(モジュラー・インフォテインメント・マトリックス)」と呼ばれるタッチモニター式インフォテインメント・システムが採用されている。間もなく登場する新しいゴルフにも採用されるはずながら、わたしには第2世代と大きな違いを感じ取ることはできなかった。

ステレオのボリューム調整やナビゲーション・マップのズーム用に物理的な操作スイッチはなく、運転支援システムやエンターテインメントのメニューを切り替えるのには、やや画面操作の手数が多い印象。だが、フォルクスワーゲンとしては、ナビゲーションシステムの機能性や使いやすさは向上したとしている。

アダプティブ・クルーズコントロールやレーンキープ・アシスト機能もアップデートした。クルーズコントロールの方は、道路に設定された制限速度や交通の流れを自動的に判断してくれ、慣れるまでは少し奇妙な体験にも感じられるかもしれないが、とても機能的だ。

レーンキープ・アシストは、従来までの車線の白線だけでなく、縁石や路肩の草地も、自車レーンの境界だと認識することが可能になった。ライバルメーカーと比較すると、アシスト量は少ないようで、場面やドライバーによっては、もっと積極的に介入してほしいと感じるひともいるかもしれない。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事