ロータス・エヴァイヤ 2000ps級電動ハイパーカーへ 内装/スペック/価格
公開 : 2019.07.17 03:45 更新 : 2021.04.27 11:59
番外編:エヴァイヤが対峙するライバルたち
リマックC_Two
コンセプト・ツーの生産は来年開始予定だ。クロアチアのメーカーであるリマックはその第二のモデルに以降しているが、それもすでに予約でいっぱいだという。C_Twoは120kWhのバッテリーと4基のモーターにより1915psを発生する。
リマックによれば、1台150万ポンド(2億円)で150台が生産されるという。ポルシェと共同開発した1217psのコンセプト・ワンは8台が製造された。そしてリマックはピニンファリーナを含む他のメーカーに電動システムを供給している。
ピニンファリーナ・バッティスタ
ピニンファリーナにとってリマックはサプライヤーであると同時にライバルでもある。バッティスタはコンセプト・ツーと40〜50%のコンポーネンツを共有しているという。しかしそのチューニングは「独自のものであり、全く異なる」としている。
バッティスタの最高出力は1915psであり、C_Twoと同一で、予定される150台のうち30台の受注を獲得しているという。マヒンドラの傘下にあるピニンファリーナは今後3年間にさらに3車種のEVを計画しており、最終的に8000台から1万台の生産を見込んでいる。
アリエル・ハイパーカー
アリエルが現在開発中の新型ハイパーカーは、やや異なるアプローチをとっている。より小型な50-60kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は200kmにも満たないようだ。しかし、タービンのレンジエクステンダーを搭載することにより走行中にもバッテリーを充電することができる。
アリエルは軽量化に務め、最高速度は重視していないようだ。ほとんどのサーキットで260m/h以上に達することはできないだろう。しかし、ここで挙げた他のモデルの10分の1程度の低価格だ。