試乗 マツダ3スカイアクティブX モデル中イチオシ 2.0L NA4気筒 17.2km/L
公開 : 2019.07.19 10:10 更新 : 2019.08.13 15:53
どんな感じ?
中回転域ではディーゼルエンジンのような音
スカイアクティブXエンジンで実際に3を走らせて、最も強く印象に残るのが、その自然なフィーリング。エンジンをスタートさせても、エンジンノイズやフィーリングは通常のガソリンエンジンと変わらない。しかしクルマを加速させ、エンジンの回転数が1500rpmを過ぎた辺りから、ディーゼルエンジンのようなややザラらついたノイズが聞こえてくるようになる。
そこからさらにエンジンを回し、4500rpmを超えると、今度は少し荒々しいガソリンエンジンのような音になる。しかし、ディーゼルエンジンよりも遥かにスムーズで静か。エンジンのオートスタート・ストップ機能も、ほとんど気づかないうちに行われる。
音質的にはディーゼルエンジンのようながら、低回転域からの力感は、自然吸気のガソリンエンジン並み。現代のダウンサイジングターボのように、1500rpm前後でピークトルクが来ることもなく、3000rpmまで引っ張る必要がある。そこで得られる最大トルクも22.7kg-mと、目立って太いわけではない。
最高出力は6000rpmまで回さなければならないが、レブリミットは高回転といえる7000rpm手前になっている。そこまで回していくと息切れ感がでてくるものの、実際そこまで頻繁に回すドライバーはいないはず。結果としてディーゼルエンジンのライバルモデルよりも、6速マニュアルを頻繁に操作する必要はあるだろう。だが、それは苦痛な作業ではない。