大予想 新型アウディA3 洗練重視 カブリオレ廃止? オールロード検討も
公開 : 2019.07.19 12:25 更新 : 2019.07.20 00:41
A3オールロードの計画も
3ドア・ハッチバックは、主要市場における需要が少ないため廃止となった。
この決定により、新型では3ドアをベースとするカブリオレが作られない可能性もある。代わりにアウディは5ドア・ハッチバックをベースに最低地上高を引き上げ、専用のグリルとバンパー、そしてホイールアーチに樹脂製ガードを装着したA3オールロードの投入を計画しているようだ。
オールシーズンタイヤを装備し、ラフロード走行に合わせてシャシーにチューニングを施したA3オールロードは、メルセデスGLAのライバルとして、2021年末に発売される見込みだ。アウディのラインアップには、その上にSUVのQ3があり、さらにクーペ風SUVのQ3スポーツバックも近々発表されるはずだ。
新型A3では、AUTOCARが以前お伝えした新しい5ドアのリフトバックも、関係者によると順調に開発は進んでいるようだ。しかし、メルセデスCLAのライバルとなるこのモデルは、アウディの開発キャパシティに限りがあるため、登場が2021年に遅れるという情報もある。
次期型フォルクスワーゲン・ゴルフをはじめ、セアト・レオンやシュコダ・オクタヴィアの兄弟車となる新型A3は、いずれのボディスタイルでも、現行モデルよりわずかにサイズが大きくなる。ホイールベースとトレッドを拡大することで、インテリアは広くなり、クラス最大級の荷室を備えるとアウディは明言している。
車内に関しては、ダッシュボードのデザインは第2世代のQ3に似たものになり、コネクティビティも同等の機能が採用される見込みだ。その中には、インターネット回線とHEREの地図データを利用したリアルタイム・ナビゲーションも含まれる。以前はノキアの傘下だったジョイント・ベンチャーのHEREだが、現在はアウディ、BMW、メルセデスの3社が共同で運営している。