大予想 新型アウディA3 洗練重視 カブリオレ廃止? オールロード検討も
公開 : 2019.07.19 12:25 更新 : 2019.07.20 00:41
ガソリン・エンジンにはマイルドハイブリッドを採用
新型A3には数種類のガソリン、ディーゼル、天然ガスのエンジンが用意され、6速マニュアルまたは7速デュアルクラッチ式オートマティック・ギアボックスと組み合わされる。現行モデルと同様、その多くは前輪駆動だが、パワフルな高性能モデルや新しいオールロードなど、いくつかのモデルには四輪駆動のクワトロが与えられる。
ガソリン・エンジンは、フォルクスワーゲン・グループの1.5ℓ直列4気筒ターボが最高出力130psと150psの2種類、そして190psを発生するアウディ自身の2.0ℓ直列4気筒ターボが用意される。どちらのエンジンも燃費改善に力が入れられており、48Vの電装システムを使ったマイルドハイブリッドが組み合わされる。
さらに、現行のプラグインハイブリッド・モデルであるA3 eトロンの後継も開発されており、遅れて加わる見込みだ。そのバッテリー技術はアウディの電気自動車eトロンから受け継ぎ、電気のみによる航続距離が大幅に伸びると言われている。
電気自動車に多額の投資を行っているにもかかわらず、短期および中期的には依然としてディーゼルの需要も大きいとアウディは見ている。新型A3にはフォルクスワーゲン・グループ製のユーロ6に適合した3種類(138〜204ps)の2.0ℓ直列4気筒ディーゼル・エンジンが用意される。
アウディの内部関係者によると、新型A3のディーゼルは12Vの電装システムとスターター/ジェネレーターを装備し、燃費が10%ほど改善されるという。さらに新開発の微粒子フィルターや、NOxの排出量を激減させるダブルSCR触媒も採用する。