試乗 日産リーフe+ 62kWhバッテリーに217psモーター 手強いライバル登場が迫る
公開 : 2019.07.23 10:10
リーフの中でも最も大きいバッテリーとパワフルなモーターを搭載し、航続距離も伸ばした「e+」。その分だけ価格も上がっていますが、エクストラコストの価値はあるのでしょうか。英国での評価です。
もくじ
どんなクルマ?
ー 62kWhバッテリーに217psのモーターを搭載
どんな感じ?
ー 多少パワーを楽しんでも320kmに届く航続距離
ー BMW i3より500kg近く重いリーフe+
ー 4万ポンド(544万円)を超える価格
「買い」か?
ー 間もなく登場するライバルは手強い
スペック
ー 日産リーフe+テクナのスペック
どんなクルマ?
62kWhバッテリーに217psのモーターを搭載
初代の日産リーフがリリースされたのは2010年。当時新車で購入したオーナーは、実際の航続距離は110km位でしかないことに不満を漏らしていた。そして2代目リーフが登場した昨年、AUTOCARの姉妹サイトである「What Car? 」は、現実的な航続距離が210km程度ではないかと算出していた。
そして今回、かなり実際の条件に近いといえる、WLTPテストでの384kmという航続距離を確かめる番がやってきた。新しく搭載されているのは62kWhという大容量のリチウムイオンバッテリー。この数字が本当なら、ロンドンからブラックプールまで充電なしで走り切ることができるはずだ。
グレード名はe+と優しい雰囲気だが、実際の内容はリーフ・ニスモといったところ。大容量バッテリーのおかげでモーターの最高出力は150psから217psへと高められている。最大トルクも若干だが増えている。
また日産リーフe+は、街中に設置された急速充電器にも対応。標準充電効率が70kWという設定だから、50kWの標準バッテリーを搭載したリーフと同じ40分で、80%近くまで充電が可能となる。細かい部分としては、フロント周りのエクステリアデザインが新しくなっている。
EVの中では長いキャリアを持つ、日産リーフのアップデート内容を確かめてみよう。