メーカーを成功へと導いたモデルたち 18選 後編
公開 : 2019.07.21 16:50
トヨタ・カムリ(2011年)
2011年に発売されたトヨタ・カムリ(XV50)は北米で最も売れたクルマのひとつであった。それと同時にパーツなどの「アメリカ度」の高いクルマでもあり、最も運転してつまらないクルマのひとつでもあった。
トヨタはカムリがつまらないクルマの代名詞になる様子を静観するほかなかったのだ。そこでトヨタはその後継車開発にあたり、より快活なクルマを志した。
当時このセグメントは縮小傾向にあり、この改良がなければカムリの売り上げは悲惨なものになったかもしれない。
2017年に登場したカムリ(XV70)は内外装によりエモーショナルなデザインが与えられた。よりシャープなシャシーにより、運転して楽しいクルマとなった。トヨタは車両開発にあたり新たなアプローチを導入し、より小型のカローラにもそれが用いられた。