主要市場の北米で評価 ホンダ・インサイトに試乗 ハイブリッドらしくないデザイン
公開 : 2019.07.26 10:10
北米でも5年ぶりの復帰となった、3世代目となるホンダ・インサイト。比較的コンベンショナルなスタイリングの内側には、先進的なハイブリッド・システムが隠されています。主要市場となる、カナダで試乗評価しました。
もくじ
どんなクルマ?
ー 5年ぶりに北米市場へも復活
どんな感じ?
ー エクステリアもインテリアも、受け入れやすいデザイン
ー 乗り心地やボディコントロールは良好
「買い」か?
ー 車両価格を埋めにくい燃料価格
スペック
ー ホンダ・インサイト・ハイブリッド・ツーリングのスペック
どんなクルマ?
5年ぶりに北米市場へも復活
北米市場へ、5年ぶりにホンダ・インサイトの名前が復活した。プリウスへ戦いを挑むことになるインサイトだが、先代よりもスタイリングに尖ったものは感じられない。インテリアの質感を落とすことなく車重を削っており、快適性は先代よりも向上している。
ホンダがインサイトで目指したところは、「プレミアム・コンパクト・サルーン」 ホンダ・インサイトは日本のほか、アメリカとカナダで販売されるが、欧州での販売は今のところ計画にはないとのこと。北米では、アコード・ハイブリッドやクラリティ・プラグイン・ハイブリッドのひとつ下のモデルレンジに属する。
インサイトの骨格をなすアーキテクチャはシビックと共通。そのホンダ・シビックはカナダでは一番の売上を誇る乗用車で、アメリカでも2位につけている。ただどちらの国でも圧倒的な人気を誇っているのは、ピックアップトラックのカテゴリーではあるけれど。
搭載されるi-MMDマルチモード・ハイブリッドシステムは、3世代目へと進化。基本的にはCR-Vハイブリッドに採用されているものと同じで、2.0ℓエンジンと組み合わされるCR-Vで確かめた時は、とても印象的な仕上がりだった。新しいインサイトでは1.5ℓのアトキンソンサイクル4気筒エンジンとペアを組むことになる。