EV版 次期型フィアット500テスト車 ホンダe/ミニに照準 アバルト版も検討
公開 : 2019.07.23 11:40
ワゴン型の「ジャルディニエラ」も登場
500eに採用されるEV専用プラットフォームは、FCAグループで開発したものだ。フランソワは、このプラットフォームを提携を結んだ他社と共有することも、個人的には考えていると述べた。例えば、過去にも500のプラットフォームは、先代フォード・カーと共有していたことがある。しかし、そのような決定はグループ・レベルで行う必要があることを彼は強調した。
フランソワはまた、500のラインアップが拡大し、ワゴン型の500ジャルディニエラが加わることも認めた。しかし、それが来年のジュネーブ・モーターショーで公開されるという発表は今のところない。
500eの発売より先に、今年後半にはマイルドハイブリッドの500が発売になる予定だ。
フィアットの狙いは、シティカー・セグメントにおける同ブランドの優勢を強める(現在500とパンダを合わせると市場の3分の1を占める)と同時に、これらのモデルが排ガス規制に適合するための技術を開発していくことだ。
1960年代の小型ワゴンをオリジナルとする500ジャルディニエラは、クラスで最もスペース効率に優れ、「見間違えようのないデザイン」になるとフィアットは言う。こちらも電気自動車バージョンとマイルドハイブリッドが設定される見込みだ。