BMW 4シリーズ・クーペを発表
公開 : 2013.06.15 20:00 更新 : 2017.06.01 02:16
BMWは3シリーズ・クーペに変わるモデルで、アウディA5とメルセデス・ベンツCクラス・クーペのライバルとなる4シリーズ・クーペを発表した。昨年9月のフランクフルト・モーターショーでデビューしたこの2ドア・クーペは、英国では10月5日から販売される予定で、価格はエントリー・レベルの420d SEで£31,575(467万円)とアナウンスされている。
エンジンは、ノーマル・アスピレーションが3基と、ターボ・ユニットが3基用意され、駆動方式はRWDと4WDが設定されている。トリムは、SE、スポーツ、モダン、ラグジュアリー、Mスポーツの5つだ。
この4シリーズは、3シリーズ・サルーンをベースに、サスペンションは10mm低くされ、前後のトレッドが拡大されている。その重心は、発売されているBMWの中で最も低い。
全長4638mm、全幅1825mm、全高1362mm。そのサイズは、3シリーズ・クーペよりも26mm長く、43mm広く、16mm低い。ホイールベースは50mm拡大された2810mm。トレッドはフロントが45mm、リアが81mm広くなった1545/1593mmだ。エントリー・モデルの420dの重さは1450kg。同じ6速マニュアル・モデルの320dクペと比較して30kg重い数値だ。
エンジンは、£31,575(467万円)の420dに搭載される181bhpの2ℓ4気筒ターボ・ディーゼル、£32,595(482万円)の428iに搭載される2ℓ242bhpの4気筒ガソリン、£40,795(603万円)の435iに搭載される302bhpの3ℓ6気筒ガソリンがデビュー時のラインナップだ。デビュー1ヶ月後には、420iに搭載される181bhpの2ℓ4気筒ガソリン、430dに搭載される254bhpの3ℓ6気筒ディーゼル、そして435dに搭載される309bhpの3ℓ6気筒ディーゼルが加えられる。
435dは、xDriveの4WDモデルのみが販売される。また、11月には420dと420iにxDriveがオプションで設定される。435d以外はRWDが標準となる。また、430dと435dは8速オートマティックで、それ以外のモデルは6速マニュアルが標準だ。8速オートマティックは、すべてのモデルがオプションとなる。
435iの8速オートマティックのパフォーマンスは、0-100km/h加速が5.1秒。420iの燃費は21.7km/ℓ、CO2排出量は121g/kmだ。
来年後半にデビューするM4クーペは、4シリーズ・クーペのトップ・グレードで、440bhpを発揮する3.0ℓツインターボ・エンジンを搭載する。
スプリング、ダンパー、キャンバー・アングル、アクスル・レスポンスは、機敏さを上げるためにチューニングされ、前後の重量配分は50:50だという。
フロント・エンドのデザインは3シリーズ・サルーンから移植されたもので、ドアはフレームレスだ。確かにそのスタイルは4ドアの兄弟に似てはいるが、そのボディはユニークだ。
またインテリアは、ダッシュボード、インストルメント・パネル、センター・コンソールは3シリーズ・サルーンと共有する。但し、ドライビング・ポジションは、その低いボディ・スタイルのため、よりスポーティなものとなる。
ロング・ホイールベースのためリアのレッグルームが拡大され、ブート・スペースも3シリーズ・サルーンよりも5ℓ大きい445ℓとなる。
ベースのSEトリム以外は、18インチ・アロイホイールとスポーツ・シートが装備される。また、Mスポーツはアダプティブ・ダンパーが装備される。