アウディ、クーペSUV「Q3スポーツバック」発表 「Q4」名乗らず GLC/X4に攻勢
公開 : 2019.07.24 09:02 更新 : 2019.07.24 09:02
なぜQ4ではなくQ3スポーツバック?
デザイナーのサラ・パクは、このクルマにそれまで検討されていたQ4という車名ではなく、スポーツバックという名称を使うと決まったことが、デザインに反映されていると主張する。
「わたしたちはこのクルマを、さらにアグレッシブでスポーティにしたいと考えました。しかし同時に、他の兄弟車のようにファミリーの一員であると思われるようにしたかったのです」と彼女は述べた。
インテリアの大部分は標準のQ3から変わっていない。ドライバーが着座する高さも同じだ。ただし、いくつかの新しいテクノロジーが導入された。「Car-to-X」システムは前方の信号機が青信号に変わるとドライバーに教えてくれる。アマゾン・アレクサによる音声コントロールにも対応した。
ルーフラインが傾斜したため、後部座席のヘッドルームは狭くなったが、背もたれはリクライニングすることができる。後部座席は前後にスライドすることも可能なので、荷室容量は標準のQ3と同じ530ℓを確保できたという。
機械面はQ3と大きな違いはない。しかし、ステアリングには新しいハードウェアによる可変ギアレシオが採用された。これは大きくステアリングを切った際の取り回しの良さと、小さな舵角を与えた際の正確なフィールを両立するためのものだ。
標準のサスペンションはQ3と共通だが、無償オプションでスポーツ・サスペンションも選べる。さらに有償オプションではアダプティブ・ダンパーも装備できる。